2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

はぐれ勇者の鬼畜美学 2巻 感想

主人公の俺TUEEEっぷりが前巻と同様に遺憾なく発揮されていたのだが、隠された真の強さの一片も垣間見ることができた2巻だった。また、次巻への、話の核心に繋がるであろう布石も特に最後にあり、気になる終わり方となっていた。1巻であった「聖水の絆」的イ…

ツンツンしてた小悪魔妹が嫁になるまでデレた理由 感想

おそらく、人生で初の二次元ドリーム文庫がこれ。 概観は、エロゲーをそこそこプレイしている俺が感じたところでは至極エロゲーちっくであるように感じた。最初は仲違いしていた二人が、ある事件を切欠に和解し、そして主人公は妹に惚れられ、初エッチをして…

マルドゥック・スクランブル The 1st Compression 〔完全版〕 感想

話の概要や、これこれこういう部分が面白いのだというありきたりな説明を、俺がこの場で改めてする必要はないと思うので割愛する。 ただし、読了後にとりわけ気になった点がある。それはこの本を読んでから読書メーターでざっと感想を眺めていたら思い浮かん…

Xの悲劇 感想

読んだのはハヤカワ文庫版。話の概要とか、これこれこういうところがよかった、ってのは、正直ミステリー作品ではあまり書けない――と言うと語弊があるか。少なくとも古典ミステリに関しては俺が書くまでもなく他で語られている――ので割愛するとしても、思う…

はぐれ勇者の鬼畜美学 1巻 感想

作者本人も言っているが、まさに「強くてニューゲーム」という表現が合っている話だ。テキストは、読みやすいがスカスカなわけではなく詰め込みすぎているわけでもなく至極適当な感じで、話の展開や核心と思われる風呂敷の広げ方、テンポの良さも上手い具合…

魔法科高校の劣等生 1巻 入学編(上) 感想

兄の俺TUEEEEっぷりと妹の兄に対するブラコンっぷり、そしてサクサク読めるテンポの良さがいい。厨二要素も、いつもなら大体毛嫌いしちゃうけれども魅力がそれに勝っていた。改行が気になるが、我慢できる範囲。魔法の概念とか設定は、そこそこ惹かれる程度…

魔弾の王と戦姫 1巻 感想

1週間くらい前に読了した小説。 今まで読んできたMF文庫Jの作品で一番面白かったかもしれない。MF文庫Jの、今流行りの受けが良さそうで、はっきり言ってあまり中身のないいかにもラノベらしいラノベのような展開やサービスシーンがあるわけではなく、そこそ…

情婦 感想

テンポの良い展開や小気味良い掛け合い、所々に笑いやユーモアがありつつも周到に張られた伏線と小道具、俳優もさすがハリウッドの大スターや名優というべきか、かなりの好演だった。 そして終わりに「この映画の結末を未見の人に話さないでください」という…

火刑法廷 感想

推理小説的な解決部分が結構面白かっただけに、エピローグでの解決部分は、俺はあまり好きじゃないなと、正直言って疑問が残った。ただ、この話は二重構造的であるが故にエピローグの手法での解決は間違えなく必要――というかカーは初めからこの結末にしたい…

そして誰もいなくなった 感想

これがクリスティーの最高傑作――そのように文庫の裏表紙に書いてあったもので、世間的にはそうなのかなと――だというのならば、俺は他のクリスティー作品は読む必要はないなあと思った。大体絶賛している感想が多くて、えぇー……? と。あとクローズドサークル…

月の影 影の海(上)―十二国記 感想

とても不愉快なのだけれども、読み手にページを捲らせてしまう作者の筆力は凄いと思う。ぐいぐい読ませられた。 でもさあ、ここまで貶めれば、そりゃ誰が考えてもあとは持ち上げるしかないよなあと思うわけで、だからこそ下巻で「上巻があんなに酷かったのに…

大神 感想

ネイチャーアドベンチャーという初めて聞くジャンルだったけど、要するに犬を操作して妖怪に侵された大地・自然を取り戻していくアクションゲーム。 操作性は可もなく不可もなく。普通。とりわけ凄く良く出来ているというわけでもなく、悪すぎるというわけで…

星刻の竜騎士 5巻 感想

一区切りの前巻から一転して終始長閑な感じだった5巻と言いたいところだが、なんとこの巻でまずは一区切りだそうで。まあ、4巻読んだ人達が勝手に「これで区切りだ」的な雰囲気を醸し出していて、俺もそうだと思って便乗していたのですれども、作者は何も言…

星刻の竜騎士 4巻 感想

本シリーズ一区切りの、シリーズの中で見せ場が多かった巻だった。主要な人物の秘密が明かされ、今後語られるであろう要素も書かれていた。また、世界の根幹に関わる設定も段々と見えてきている。そして相変わらずの触手シーンは健在。主人公と相棒の関係も…

今後読んでいく本の指針2

こんなものを打ちたてたのはいいものの、そういや前の日記では長編しかリスト作っていなかったよなということに気付いた俺でした。というのも、また図書館で5冊借りてきたわけなんですけれども、借りてきた本がちゃんとリストに入っている作品かどうかを確認…