ツンツンしてた小悪魔妹が嫁になるまでデレた理由 感想

 おそらく、人生で初の二次元ドリーム文庫がこれ。
 概観は、エロゲーをそこそこプレイしている俺が感じたところでは至極エロゲーちっくであるように感じた。最初は仲違いしていた二人が、ある事件を切欠に和解し、そして主人公は妹に惚れられ、初エッチをしてその後は様々なプレイをし、めでたしめでたしで終わるという展開の仕方が、エロゲーとほぼ同様だった。また、この小説では、主人公に対してヒロインの人数は1人だった点を除けば、ほぼ同様と言っても差し支えないだろう。二次元ドリーム文庫、もとい現在のジュブナイルポルノってこんなもんなのかねえ? まあ、作品タイトルは9割以上、偽り無しだと思いますが……いや、結構最初からデレていたような気がしないでもない。
 その、主人公とヒロインが結ばれるまで、また結ばれたあとのイチャラブの過程は丁寧に描かれていたしよかったけど、もう少し各個のエロシーンの質それ自体が濃ければもっとよかったかなあと思う。シチュエーションは様々あったのだけれども、単純に尺が短いということ、テキスト量が多くなかったことが残念と言えば残念。ただ、出来が酷いというわけではなく必要最小限しかかかれていないため、正直なところもっと頑張って欲しかったかも。値段相応と言えばそれまでなんだろうか。
 ああ、一応使いましたよ。シチューションがまあまあ豊富にあったし、デレた妹は中々可愛かったので。



 お分かりだろうか。
 真っ白な生地に描かれている契約を迫る異星人が。