夏への扉 感想
後半からが本番。ロマンチックだし、構成も上手い。タイムトラベルをすることの問題等を明確に浮き彫りにして、解決している。また、未来に登場するものがリアリティさに富んでいたり、説得力がある。
ただ、人に勧めるほど、勧めたいという衝動にかられてどうしようもなくなるほどのものではなかった。温かいSFだけど、そうでないものにいろいろと手を付けてしまった俺にとっては、正直言って、この言い方が正しいかどうか分からないけれども、毒にも薬にもならなかった。ドラえもんは昔から、今も好きなんだけど、どうもこれは。嫌いじゃないんですけどね、途中からの展開は目を見張るものがあったし。まあ、星4つ止まりです。
- 作者: ロバート・A・ハインライン,福島正実
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1979/05
- メディア: 文庫
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