ふっはっくらえ
テイルズ オブ レジェンディア(以下、TOL)、クリアしました。6月23日の日記*1でずっと再プレイしていたいと思っていたと書きましたが、これでようやく数年来――6年ほど――の念願が果たされたことになります。初めてプレイしていた時も面白かったので今回途中までは2回目のプレイで、途中からは――前回中断したところからは――初めてのプレイとなった今回のプレイでしたけれども、大筋は分かっていましたが章毎もしくはキャラクター毎にどういう展開で話が進んだか、細かいところはやはり数年間全く触れていないと忘れるものなんですね。ほとんど覚えていなくて、自分でもこんなに忘れるものなのかと、正直言って驚いていました。だってあれだけ好きだと自分では思っていたのに、細部の記憶がないというのはある意味ショックでもあるわけで。それだけ、初回プレイ時のインパクトだけが残っていた、ということになるんでしょう。ちなみに6月23日の日記ではキャラクタークエスト(以下、CQ)の途中で止めていたとしか言っていなかったので、この際説明しますと、どうも初回プレイ時、当時の俺はCQのジェイ編の途中で止めていたようです。――どうも〜ようです、という書き方をしたのは、メモリーカードに当時のデータが1個だけ残っておりまして――おそらく意図的に残していたのでしょう、いつか再プレイする日のために――、それを確認したところ、ジェイ編の途中におけるセーブデータだったということが分かったためであって、決して俺があの時はジェイ編で止めてしまったよなーとか覚えていたわけではないということを言っておきます。
TOLは、他のテイルズシリーズでもそうですが――プレイした、と人に言えるくらいプレイしたことはありませんけれども――設定資料集なるものがありません。そこでナムコブックスから出ている攻略本に付属の簡易的な設定資料集を――戦闘システムに関してはほとんど興味ないので、主に世界観やキャラクター設定、そしてストーリーに関するスタッフのインタビュー記事を――読みました。設定に関しては、書かれていること以上のことは特に思うところはなく、まあこんなものだろうなーという感想に留まりましたが、インタビュー記事において、3つの話が印象に残りました。1つは、実は本編、CQのあとにもう一つ「エクストラシーズン」なるものが実は構想であった、というエピソードです。もしもそれがそのまま形になり、ストーリーが3部構成になったとしたらプレイ時間が100時間以上になっていたかもしれないから、2部構成にしておいてよかったとスタッフは語っていますけれども、俺としては別にそれでも……と思わなくはなかったりします。だってTOLは話もキャラクターも世界観も大好きなんだもの。もう1つは、本編の後に主人公とヒロイン格の人物のごく周囲にいる人物たちのエピソードを掘り下げて描き、本編とそれをプレイして初めて1つのお話になるというものはRPGでは珍しい、というか類を見ないのではないかというスタッフの言葉がありましたが、これは大いに賛成する意見でした。RPGにおいて主人公の仲間になる人物は、往々にして何かしらの過去を背負っているのが常だとは思いますが、こうも深く掘り下げているRPGは見たことも噂に聞いたこともありません。まあ、だから俺は非常にこのゲームに惹かれるわけなんですけれどもね。そして3つ目。本編ではセネルとシャーリーが周りのみんなに助けられ、CQではセネルとシャーリーがそれぞれのCQ毎で主役となる人物を助ける、という構造になっていて、その構造の中に、絆という要素が表面化されつつ話が進んでいく、ということも、なるほどなと。確かにその通りだと思いました。この部分も、非常に自分の好みですね。TOLはよく、他のテイルズ作品に比べて話は重厚に出来ていると評されることがあるようですが、その由縁は、今挙げた話に代表されるのではないでしょうか。
テイルズシリーズお馴染みの顔と言えば、桜庭統の音楽だという人は少なくないのではないかと思うわけなんですけれども、TOLは桜庭統ではなく、椎名豪が音楽をコンポーザーを務めています。この、椎名豪の楽曲がどれも本当に素晴らしい。オケを使った曲やコーラスがある曲など、もう俺の好みすぎるところです。BGMに関しては、文章で説明するよりも曲を貼り付けたほうが手っ取り早いと思うので、動画サイトに投稿されている分で俺の好きな曲を挙げておきます。
- melfes 〜輝ける青
- 想いを届けるために
- バトル・アーティスト
- 勝利を求めて
- 蛍火
- シャーリィを追って
- TAO -melfes version-
- 鳥は鳴き、僕は歌う
- 猛りの滄我
最後に、ドラマCDに関して。いわゆるもう一つのCQ、と言ったところでしょうか。ゲームにあったグリューネ編の最後にあるような要素がなかったです。キャラクターが、かなり弾けているところが魅力だと思います。ギャグも面白かったです。ブックレットに脚本の人――ゲームでもシナリオを手掛けた人がドラマCDの脚本を書いています――のコメントがありましたが、もしCQのあとも話があったとしたら、おそらく雰囲気はこんなドラマCDの感じになるだろう、とのことでした。TOLのキャラクターが大好きだという人は、聞いてみて損はないCDなのではないかなと思います。
また、声優インタビューのDVDもあったのでそれも見ることに。こちらは特にこれと言ったことはなく、普通のインタビューでした。一番印象に残ったことは、小清水亜美が「RPGゲーム」と発言したこと。小清水さん……。
以上、TOLのゲームとサントラとドラマCDの雑感でした。コミックとノベルは現段階で読むつもりはありません。今後余裕が出来たら、もしかしたらといった感じです。
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