花×華 1巻 感想

 主人公と二人の「はな」による映画を題材にした青春ドタバタラブコメディ。二人共に最初から主人公好きという設定だけど、互いの葛藤や応酬がしっかりあって、単なるハーレムものになりさがっていないところはいい。
 しかしダッシュ三点リーダー、句読点が妙に多いのはいただけないかなあ。これらは本来台詞や地の文において「間」を表現するものであって、あまりに多用しては文章記号本来の意図が失われてしまうんじゃないかと。題材や素材を活かした話作りや展開がよく出来ているだけに惜しい。
 とまああーだこーだ思いましたが最後に。この小説、自分の好みな話ジャストミートすぎたよ。次の巻も読みます。


花×華 (電撃文庫)

花×華 (電撃文庫)