クォンタムデビルサーガ アバタールチューナー 1巻 感想

 3月13日に読了しました。

 異能力バトルものです。本巻では、能力を得てからの葛藤や迷い、そして自分自身への対峙がよく描かれていました。バトル描写も面白い仕上がりになっています。
 また、人物描写だけでなく世界の成り立ちや根幹に関わるものも、まだ序章ということで謎は多いが同時に惹かれる要素でもありました。
 冲方丁推薦の帯にあるように、予測不能な展開がページを捲る原動力になっています。どうやら著者は今までいわゆるライトノベルレーベルで主に活動されていたようですが、緊張感のある硬派なテキストはよく出来ており、この話にマッチしていると思います。
 次に期待です。


クォンタムデビルサーガ アバタールチューナー? (ハヤカワ文庫JA)

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