ストロボ・エッジ 1巻 感想

 話は、恋愛に疎い主人公(女の子)が、中学生の頃からの知り合い(男の子)に好意を寄せられているがそれに気付かない一方で、とあるきっかけで知り合ったヒロイン(男の子)に恋のような気持ちを抱いてしまうが、実はそのヒロイン(男の子)には彼女がいて、というもの。この流れ自体は別段気にならなかったんだけど、主人公(女の子)の鈍さというか、天然さが少々鼻についてしまいました。
 重要な点が一つ。この漫画は冒頭、作者によるストロボ・エッジの狙いが紹介されます。作者の言いたいことは分かるし、『ストロボ・エッジ』というタイトルにした意図もなんとなく掴めたので導入としてはいいと思う反面、こういうのは最後のページ、つまり後書きにやってほしかったなと思う部分もありました。最初にこうやって提示されると、その枠組みが評価軸になってしまって、正直言ってこれ以上の広がりを持たないんじゃないかと邪推してしまいたくなるんですよね。ただ、冒頭と後書き両方を読むと、作者がいたずらに冒頭であのような提示をしたわけではなくて、単純に腰が低い漫画家さんなんだなと確信が持てたので、まあこれはこれでいいのかなという感じです。
 とりあえず最終巻まで、現時点では読むつもりです。


ストロボ・エッジ 1 (マーガレットコミックス)

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