好きっていいなよ。 1巻 感想

 16年間の人生で彼氏も友達も作らずに生きてきた主人公(女の子)はふとしたきっかけで学校一モテる男に怪我をさせてしまう。しかしなぜかその男は主人公(女の子)を気に入り始めて……というお話。
 意外にも芯のある主人公(女の子)で、最初は比較的モテ男に対して半信半疑な状態なんだけれども、主人公(女の子)がモテ男に触れられていくうちに、段々と変わっていく様が面白い。いずれ、タイトルの“好きっていいなよ。”にも繋がってきそうでした。一応断っておくならば、コテコテの成長物語で読者に何かしらの教訓めいたものを説くというタイプの話ではないので、気軽に読めます。あと、微妙にえっちぃ雰囲気があります。
 また、作者後書きからこの主人公(女の子)は作者の姿を投影しているんだろうということが分かります。まあ、後書きから作者の考えとかが読み取れるわけですが、結構面白いことを言っているなこの人と思いました。俺は好きですね。


好きっていいなよ。 1 (デザートコミックス) (KC デザート)

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