区分なんて気にしないけど、敢えて区分を考える人達の気持ちが分からないわけじゃあないよ

とある人が普通の小説(便宜上ライトノベルとの違いを明確にするためにこの様に表記)とライトノベル(以下ラノベと表記)の違いって何? というテーマで日記を書いていて。
俺は適当にその日記にコメントしたんだけれども、その時に気付かなかった事をつい昨日思い付いたので書いてみる。
経済学部の学生であり且つ書店であるバイトをしている俺がどうしてこんな簡単な事に気付かなかったんだろうと思ったんだけども。
即興で考えたんで、穴があると思われるが話半分で読んでくれると嬉しい。


普通の小説:初めはハードカバー、次に文庫という出版形態
ラノベ:初めから文庫で発売


なんで普通の小説がハードカバー→文庫という出版形態になるかと言うと、要するに初めはコストが高いハードカバーで早く読みたい人をこちらで捉える。時が経つに連れてハードカバー本を買いたいと言う人の間にその本が浸透し売り上げが落ちてくる(売り上げが落ちるのは何も人気が減ったからじゃなくて早く読みたい人達に浸透し切ったから)。
でも本自体の人気は落ちていないから、今度はコストを削減してより手広く人々に買ってもらうために文庫化するんよね。
早く読みたいわけじゃないけどまぁまぁ読みたくて手頃に買える文庫版の発売を待つ人も結構いるでしょ。そういう人はこの後者の理論が適用されるわけね。
対してラノベは最初から文庫。この理由はおそらくだけど購買層が普通の小説に比べてより中高生向けであるからなんじゃないかな。
対象が中高生って事でハードカバーなんて流石に高くて手が出せない上に成人した者よりは購買層が限られる(であろう)ラノベにおいて、文庫から出すのは必然じゃないかなと俺は思う。


話が膨らんでしまったけれども、普通の小説とラノベの違いは単に出版形態の違いだと俺は思う。
ラノベって言ったって要するに小説には変わりないわけだし。
俺はどちらも程々に読むけど、別に「高尚なのがブンガク、低俗なのがラノベ(笑)」なんて考えてもいないからなあ。


まぁともかく楽しく読めればそれでいいんだよ。うん。