太陽の簒奪者 読了
異種知性体とのコンタクトを描くハードSFの王道作品。とりわけリーダビリティが高いので初心者の入門書として適しているし、ジャンルに慣れた読み手でも十二分に楽しめる内容でした。
「真相を知ることで不思議としか思えなかった出来事が不思議性を剥ぎ取られ、それまでの現実認識が崩壊した結果、一気に新たな現実が浮上し「そうだったのか!」とエクスクラメーションマーク付きで叫んでしまいたくなる高揚感」
「そこに何だか解らないものがある。ならば、それが何なのかを知りたいと思う」
谷川流の解説に頷くしかないですね。
- 作者: 野尻抱介
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2005/03/24
- メディア: 文庫
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