『戦う司書』見終わった

 全27話、傑作でございました。すとらいさん(id:str017)のブログ記事にある感想を読んだことがきっかけで見始めた戦う司書ですが、それに違うことなく面白かったアニメです。
 氏のブログでは、26話と最終話である27話におけるカタルシスが素晴らしいとの評価で、そこを目標に見ていたけど楽しめた。1人の決まった主人公を置かずに、いくつかのエピソードで各々の主要となる人物を数話かけて描くことを繰り返す構成。それが最後で一気に繋がるところは見ていて興奮しました。俺は小説や漫画、エロゲーなどでカタルシスを味わった経験はあるものの、アニメでそれを感じたことはほとんどない――感じるようなアニメに触れていない――ので、それも相まって新鮮な気持ちで見ていました。
 世界観設定やキャラクター設定などで若干分かりにくいところもあるため万人にお勧めは出来ませんが、最後で強烈なカタルシスを感じられるシリーズ構成を味わいたい人にとってこの戦う司書は必見かと思います。
 小説との違いは読んでいないのでなんとも言えませんが、部分部分で分からないところはあるにせよ一つのアニメとして楽しめたことは間違いありません。てか、多少分からないところがあってもあまり気にせず見れちゃうんですよね。気にしようと思えば気にすることは出来るけど、って程度と言っても差し支えはないはずでしょう。
 最後に、すとらいさんのブログ記事で参考にした記事を紹介して終わります。



 ……とここまで書いて思い出した。俺、すとらいさんのブログ記事を読んだのがきっかけじゃないじゃん。
 これでした……すみません。
 http://theinterviews.jp/str017/19989


戦う司書 第22話 と戦う司書における花田十輝氏の凄さ
 Twitterで俺も言っていたんですが、

 ことごとくツボる回が、花田さんによる脚本の回だったり!
 アニメをそんなに見ないので、この人のすごさを論理的に説明はできないんですが、美味しいところばっかり持っていっていたような気がします。4話、7話、22話もTwitterではツイートしていませんでしたが好みの話でした。


戦う司書 第26話
 ネタバレ全開。アニメを見た人は多分これらに気付くと思うけど、それを簡潔にまとめてある記事。
 見事にやられました。


戦う司書と「超人と常人」
 ネタバレ全開。これは俺は特に思いつかなくて、記事を読んでなるほどなと思った。
 てか、これを読んだ後にアニメを最初からみると(特にヴォルケンとハミュッツが対立する回が)結構違って見えるような。まあ、構造的に最後で伏線がババーン! と開放されるようなものになっているから、この2つの概念を抜きにしても違って楽しめて見えるような気がしないでもないけど。


戦う司書における、本と伏線と戦死者のまとめ
 ネタバレ全開。そしてすとらいさんの一番の功績でしょう。
 これをみるとあら不思議! 複雑だった登場人物間の関係がさくっと丸分かりです!
 ググっただけでもわりと上位に出てくる記事なだけあって、この記事は『戦う司書』アニメ版と同様にもっと見られるべきもの


「愛を無価値とする神漏教団、お前達は人間じゃない!」という思考停止
 ネタ記事。アニメを見た人はこれを見てみると面白い。