華竜の宮 感想
3月7日に読了済みでした。
地球上の多くの陸地が水没した後に迫り来る試練と、それに立ち向かう外交官、そしてそれらの最期を描いた作品です。
様々なSF要素てんこ盛りである本作、一見するとやり尽くされた感のある設定や要素ですが、最新の科学をベースにしていたり、著者らしいものがあったりして飽きずに一気に読めました。
作者後書きに「同世界観の違う話を書きたい」とあるように、この作品から様々な作品が生まれてくるような気がします。それだけ、いろんなものが入っていました。海洋SFの大作であり傑作です。
- 作者: 上田早夕里,山本ゆり繪
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/10/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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