円環少女 6巻 感想
2月5日に読了済みでした。
『円環少女』シリーズの一区切りの巻でした。そして失礼ながら、この感で初めて全ページを通して面白いと感じた巻でもあります。
今までの巻は所々面白い部分があったにはあったのですが文章と設定の複雑さでどうしてものめり込めなかったことは否めません。しかし、この巻でようやくページを捲る手が止まりませんでした。理由はいろいろあるのですが、一番はやはり、戦前・戦後史ネタや学生運動ネタがあったからでしょう。世界観やキャラクター設定と展開が非常に有機的に接続されていました。
次の巻以降、本巻でああなってしまった主人公は果たしてどうなるのか。楽しみなところでありますね。
円環少女(サークリットガール)〈6〉太陽がくだけるとき (角川スニーカー文庫)
- 作者: 長谷敏司,深遊
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2007/11/01
- メディア: 文庫
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