高校デビュー 全13巻 感想

 一気に読んでしまったのでまとめて。
 どんな話かというと、中学まで部活一筋カレシもいなかった女の子が、街で見かけたイケメンに高校デビューしたいから私をモテる女にして! と頼みこむ話。
 1巻の1話目冒頭から強烈に惹きつけられた。「高校生になったら自動的にみんなカレシできるんじゃないかと思ってたんだけど」という部分はもちろんのこと、町で偶然出会ったモテそうな男の人にもう会うことはないんだろうな→実は同じ学校でしたー!みたいな本当にベタなご都合主義の部分まで。元部活少女しかも運動部所属で、人一倍“とにかく努力する”という姿勢を恋愛にも活かそうとして頑張る主人公(女です)は好感が持てるし応援したくなる。また、トラウマで恋愛することに臆病になってしまったヒロイン(男です)が、巻を重ねていくごとに主人公(女)への気持ちの変化がどうなっていくのかが今後の見所だろうな。
 と1巻を読んだ時点で思っていて数日前の日記にも書いたんだけども、3巻あたりで「おい、高校デビュー云々はどこいった」状態。それ以降はデビューしたと思われる主人公(女)がどうヒロイン(男)と付き合っていくかに焦点が。でもこれ、ぶっちゃけ恋愛よりもギャグ要素の方が面白かった。恋愛:ギャグが3.5:6.5くらいの比率で話が進んでいたんだけども、主人公があまりにも馬鹿正直すぎてかつものを知らない故に、ヒロインに突っ込まれるというパターンが妙にツボだった。
 快活少女はいいね、ってことで。


高校デビュー 13 (マーガレットコミックス)

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