クロノ・クロス 感想
傑作なRPG、かつ僕好みだった。クロノ・トリガーの続編。未プレイでも楽しめるけど、未プレイだとストーリーと、作品コンセプトの魅力は半分も堪能出来ないと個人的には思うので、お勧めし難い。
ただ本当よく出来たSF、この衝撃はゼノギアス以来でしょうか(偶然にも(?)、開発陣がほぼ同じ)。小松左京の『果しなき流れの果に』が好きな人はマストプレイかと。
シンプルなシステムとストレートなシナリオのクロノ・トリガーに比べて、複雑面倒なシステムと“いささか”込み入ったシナリオのクロノ・クロスなので、トリガーが好きすぎるって人には受け付けられないかもしれない。ただ、クロスのストーリーは色んな意味でトリガーが引き金(トリガーだけに!)になっているし、クロノ・トリガーはクロノ・クロスを以って真の幕引きを迎えるので、是非プレイしていただきたいですね。
そもそもキャッチコピーが「殺された未来が、復讐にくる」というやつなので、まぁ相当勘のいい方ならストーリーの途中で「……うん?」と気付くかもしれないですね。プレイし終わってからネタバレ全開のキャッチじゃないかこれと思いましたが、プレイし終えたあとにOPムービーを見たら、キャッチ以上に、全開……どころじゃなかったですねこれw
然しながら、数多く有るゲーム音楽の中でもこのクロノ・クロスのOP曲は屈指の出来だと思いますので、とりあえずこれだけでも聴いてほしい。光田康典の最高傑作でしょう。
以上。旧スクウェア・PS時代の傑作でした。
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2006/07/20
- メディア: Video Game
- 購入: 6人 クリック: 35回
- この商品を含むブログ (13件) を見る
P.S.
難しいですが、ラストバトルは是非とも自力でグッドエンディングを勝ち取っていただければと思います。ゲーム的にはこれってどうよと思わなくもないですが、ストーリー的にはこれ以上のものはない−−プレイすればそう感じられるはずです。