円環少女 12巻 感想

 3月8日に読了済みでした。


 最終決戦へ向けて、ようやく主人公が覚醒しました。明らかになる真理と、どちらが正義でも悪でもない関係と、どうしようもない人間の性と、シリーズ屈指の名バトルシーンと、時折挟まる変態シーンが混ざりに混ざった巻であります。
 「光る宇宙人なう」「堕ちますわ、わたくし堕ちてしまいますわ!」といったこれらの台詞は、遊び心どころか本編の緊張度合いをぶち壊しかねません。しかし、このシリーズではこれでも足りないくらいだとも思います。いや真面目に。


円環少女  (12)真なる悪鬼 (角川スニーカー文庫)

円環少女 (12)真なる悪鬼 (角川スニーカー文庫)